「猫ちゃん、飼いたいな…」
ふとした瞬間に、あの柔らかい毛並みや気ままな姿を思い浮かべて、心がきゅんとなること、ありませんか?
でも、いざ猫 飼い方 初心者となると、「私にちゃんと育てられるかな」「何から準備すればいいの?」って、不安でいっぱいになっちゃいますよね。
わかります、その気持ち! 私もそうでした。
この記事では、そんなあなたの不安を解消して、愛猫との最高に幸せな毎日をスタートするための具体的なステップや心構えを、私の経験も交えながらたっぷりお伝えします。
読んだらきっと、「よし、猫ちゃんを迎えよう!」って前向きな気持ちになれるはず。
さあ、あなたと未来の家族になる猫ちゃんとの、素敵な物語のプロローグを一緒に紡いでいきませんか?
ふわふわで、気まぐれで、時々ツンデレな猫ちゃんとの暮らし、想像するだけでワクワクしますよね!
でもね、その前に、ちょっとだけ、いや、かなり大事な「覚悟」についてお話しさせてください。
「えー、いきなり重い話?」って思うかもしれないけど、これがめちゃくちゃ大事なことなのよ。
だって、これからあなたの家族になるかもしれない、小さな命の話だから。
猫ちゃんの寿命って、知ってますか?
最近は長生きする子が多くて、室内飼いだと15年、中には20年以上生きる子も珍しくないんです。
20年って…すごい長い時間だよね!
あなたが今20代なら40代に、30代なら50代になっているかもしれない。
その間、進学、就職、結婚、出産、引っ越し…いろんなライフイベントがあるかもしれません。
どんな時も、変わらずに猫ちゃんのそばにいて、愛情を注ぎ、お世話をし続ける覚悟、ありますか?
「可愛いから」だけじゃ、乗り越えられない壁も、正直、あるんです。
でも、その壁を乗り越えた先には、何にも代えがたい、温かくて幸せな時間が待ってる。これは断言できる!
だからこそ、最初に「この子の一生に責任を持つ」っていう強い気持ちを持ってほしいんです。
これもね、目をそらしちゃいけない大事な話。
猫を飼うって、結構お金がかかるんです。ほんとに。
初期費用として、お迎えする場所にもよるけど、生体代(保護猫なら譲渡費用)のほかに、ケージ、トイレ、食器、キャリーバッグ、最初のおもちゃやフードなんかで、まあ、数万円は見ておいた方がいいかな。
で、問題はその後! 毎月かかる費用。
フード代、猫砂代、おやつ代、おもちゃ代…これだけでも、月に5千円〜1万円くらいは普通にかかるイメージ。
それに加えて、年に1回のワクチン接種や健康診断、ノミ・ダニ予防薬。これがまた、地味にボディブローのように効いてくる(笑)。
そして、一番読めないのが、病気やケガをした時の医療費!
うちの子(モカっていうんですけどね)が若い頃、誤飲しちゃったことがあって…その時の検査やら処置やらで、一気に10万円近く飛んでいった時は、正直、血の気が引きました…(遠い目)。
だから、毎月の生活費とは別に、猫ちゃん用の貯金をしておくか、ペット保険に入ることを強く、つよーくおすすめします!
「お金がないから病院に連れていけない」なんて、絶対にあっちゃいけないことだからね。
猫ちゃんが家族になると、あなたの生活は間違いなく変わります。
朝、顔をペロペロされて起こされたり、パソコンの上に乗られて仕事の邪魔をされたり(これは、まあ、ご愛嬌?笑)。
長期の旅行や外出が気軽にできなくなることもあるかもしれない。
部屋の掃除の頻度も上がるし、誤飲しそうな細かいものは片付けなきゃいけない。
家具で爪とぎされちゃうことだって、あるかもしれない(対策はできるけどね!)。
「自分の自由な時間が減るんじゃないか」って心配になる人もいるかも。
うん、確かに、ある程度はそうかもしれない。
でもね、それ以上に、猫ちゃんがくれる癒やしや喜び、愛情の方が、ずーっと大きいんですって!
ソファで隣に寄り添って寝てる姿とか、おもちゃで夢中で遊んでる姿とか見てると、「あー、この子のために頑張ろう!」って思えるのよ。不思議だよね。
自分のペースだけじゃなく、猫ちゃんのペースも考えながら生活する。そういう変化を楽しめる人なら、きっと大丈夫!
さあ、覚悟が決まったら、いよいよ運命の猫ちゃん探し!
猫ちゃんとの出会い方って、実は色々あるんです。
どこで出会うかによって、準備や心構えも少し変わってくるから、自分に合った方法を見つけてみましょう。
私が個人的にすごく応援したいのが、保護猫ちゃんを迎えるという選択肢。
いろんな事情で飼い主さんがいなくなってしまった子たちが、新しい家族を待っている場所です。
保護猫カフェなら、実際に猫ちゃんたちと触れ合いながら、相性を見ることができます。
スタッフさんも猫たちの性格をよくわかっているから、「おっとりした子がいい」「遊び好きの子がいい」みたいな希望を伝えると、ぴったりの子を紹介してくれるかも。
譲渡会は、一度にたくさんの猫ちゃんに会えるチャンス。
友人のサキちゃんが保護猫を迎える時に、一緒に譲渡会に行ったことがあるんだけど、もうね、どの子も可愛くて…! 一生懸命アピールしてくる子もいれば、隅っこで固まってるシャイな子もいて。
保護猫を迎えるには、審査があったり、トライアル期間(お試し飼育期間)があったりすることが多いです。
それは、猫ちゃんが二度と悲しい思いをしないように、本当に大切にしてくれる家族かどうかを、団体さんがしっかり見極めているから。
ちょっと手続きは大変かもしれないけど、その分、迎えた時の喜びはひとしおだし、「この子の命を救えたんだ」っていう、特別な絆が生まれる気がします。
子猫ちゃんとの出会いの場として、一番身近なのがペットショップかもしれません。
ショーケースの中で無邪気に遊ぶ子猫、見ているだけで癒やされますよね。
いろんな猫種の子猫がいて、「こんな子がいいな」っていうイメージがある人には探しやすい場所かも。
ただ、いくつか注意点も。
まず、そのお店が信頼できるかどうか。動物の管理はちゃんとされているか、スタッフさんは知識があって親切か、しっかり見てくださいね。
それから、衝動買いは絶対にダメ!
「目が合っちゃったから…」っていう気持ちもわかるけど、一度立ち止まって、本当にこの子を一生幸せにできるか、しっかり考えてください。
あと、子猫は確かによちよちして可愛いけど、その分、しつけやお世話も大変な時期です。その覚悟も必要だよ。
「どうしてもこの猫種がいい!」っていう強いこだわりがあるなら、専門のブリーダーさんから迎えるという方法もあります。
特定の猫種に愛情を注いで、健康や血統に配慮しながら繁殖しているブリーダーさんなら、親猫の性格や飼育環境も見せてもらえたり、その猫種特有の注意点などを詳しく教えてもらえたりします。
良いブリーダーさんを見つけるのは少し手間がかかるかもしれないけど、ウェブサイトや猫の専門誌、キャットショーなどで情報を集めて、実際に連絡を取ってみるのがおすすめです。
ただ、ここでもやっぱり、信頼できるブリーダーさんかどうかを見極めることが大切。見学に行った時の猫舎の清潔さや、猫たちの健康状態、ブリーダーさんの人柄などをしっかりチェックしましょう。
どこで出会うにしても、大切なのは「縁」。
焦らず、じっくり、あなたと猫ちゃんの最高の出会いを探してくださいね。
運命の猫ちゃんが決まったら、いよいよお迎えの準備!
「あれもこれも必要かな?」って、色々考えちゃいますよね。
まずは、これだけあれば大丈夫!っていう、最低限必要なものをリストアップしてみました。
あ、でも、猫ちゃんの個性や住環境によってアレンジは必要だから、あくまで参考として見てね!
まず、ケージ!
「え、ずっと閉じ込めておくの?」って思う人もいるかもしれないけど、そうじゃないんです。
特に最初のうちは、猫ちゃんにとって新しい環境は不安でいっぱい。
ケージは、誰にも邪魔されない「自分だけの安全な場所」になるんです。
それに、来客時や、ちょっと目を離さないといけない時、病気の時なんかにも、ケージがあるとすごく助かるのよ。
最初はケージなんていらないかな?って思ったんだけど、うちのモカを迎えた時、やっぱり最初はケージがあって本当に良かった!って心から思いました。
高さがあって上下運動できるタイプだと、猫ちゃんも喜びます。
そして、キャリーバッグ! これはもう、絶対必要。
動物病院に連れて行く時や、災害時の避難の時にも使います。
プラスチック製のハードタイプが、丈夫で掃除もしやすくておすすめかな。
普段から部屋に置いて、自由に出入りできるようにしておくと、いざという時にスムーズに入ってくれるかも。
猫ちゃんはとってもきれい好き。
トイレが汚れていると、粗相の原因になっちゃうことも…!
トイレ本体は、猫ちゃんの体のサイズに合った、ある程度深さのあるものを選びましょう。
カバー付きのドームタイプは砂が飛び散りにくいけど、匂いがこもりやすいとか、猫ちゃんによっては警戒して入らない子もいるから、最初はシンプルなオープンタイプから試してみるのがいいかも。
そして、猫砂! これがまた、種類がいっぱいあって迷うんだよね〜!
鉱物系、紙系、木系、おから系…それぞれにメリット・デメリットがあります。
粒の大きさや重さ、固まり具合、消臭力、捨てやすさ…色々試して、猫ちゃんが気に入ってくれて、かつ、あなたがお手入れしやすいものを見つけるのがベスト。
最初は、ブリーダーさんや保護団体さんが使っていたものと同じ砂を使うと、猫ちゃんも安心してトイレを覚えてくれることが多いですよ。
猫ちゃんの健康は、毎日のごはんから!
フード選び、これもまた奥が深い世界…!
ドライフード(カリカリ)とウェットフード(缶詰やパウチ)があって、それぞれに特徴があります。
年齢(子猫用、成猫用、シニア用)や、健康状態(避妊・去勢後用、毛玉ケア用、アレルギー対応など)に合わせて選びましょう。
「総合栄養食」と書かれているものなら、それと水だけで必要な栄養が摂れるようになっています。
どのフードがいいか迷ったら、かかりつけの獣医さんに相談してみるのが一番確実かも。
食器は、陶器製やステンレス製のものが、傷がつきにくくて衛生的でおすすめ。
プラスチック製は軽くて扱いやすいけど、傷に雑菌が繁殖しやすいとも言われています。
ひげが食器のふちに当たるのを嫌がる子もいるから、少し浅めで広めの形がいいかもしれませんね。
水飲み用の器も、常に新鮮な水が飲めるように、いくつか用意してあげるといいですよ。
猫が爪をとぐのは、爪のお手入れだけじゃなく、マーキングやストレス解消のためでもある、大切な習性。
これを無理にやめさせることはできません!
だから、思う存分爪とぎできる場所を用意してあげましょう。
これを怠ると、ソファや壁が悲惨なことに…(経験者は語る…涙)。
爪とぎにも、段ボール製、麻縄製、カーペット製など、素材や形(置き型、壁掛け型、ポール型など)が色々あります。
これも猫ちゃんの好みがあるので、いくつか試してみて、お気に入りの場所を作ってあげてください。
設置場所もポイント! 猫がよく通りかかる場所や、寝起きに伸びをする場所の近くに置くと、使ってくれやすいですよ。
猫ちゃんとの暮らしの醍醐味といえば、やっぱり一緒に遊ぶ時間!
室内飼いの猫ちゃんは運動不足になりがちなので、おもちゃで遊んであげることは、健康維持のためにもとっても大切。
ねこじゃらし、ボール、けりぐるみ、レーザーポインター(目に当てないように注意!)、電動おもちゃ…これもまあ、種類が豊富!
どんなおもちゃに興味を示すかは、その子の個性次第。
うちのモカは、単純なカシャカシャ系のねこじゃらしが一番好きみたい(笑)。
いろいろ試して、愛猫の「お気に入り」を見つけてあげるのも楽しいですよ。
ただし、誤飲の危険がある小さすぎるおもちゃや、壊れやすいおもちゃは避けて、遊ぶ時は必ず飼い主さんが見ているところで!
ブラッシングは、抜け毛を取り除いて毛球症を予防するだけでなく、血行促進や、猫ちゃんとの大切なスキンシップの時間にもなります。
特に長毛種の子は、毎日のお手入れが欠かせません。
短毛種の子も、定期的にブラッシングしてあげると、毛並みがツヤツヤになりますよ。
ブラシにも、ラバーブラシ、ピンブラシ、スリッカーブラシなど、毛の長さや用途によって種類があります。
最初は、優しく撫でるようにとかせる、柔らかめのブラシから試してみるといいかも。
爪切りも必要です。伸びすぎると、カーテンに引っかかったり、ケガの原因になったりします。
最初は難しいかもしれないけど、動物病院でやり方を教えてもらったり、少しずつ慣らしていくのがおすすめです。
完全室内飼いでも、万が一、ドアや窓の隙間から脱走してしまったら…?
考えただけでもゾッとしますよね。
そんな時のために、迷子札(連絡先を記入したもの)を首輪につけておくか、マイクロチップを装着しておくことを強くおすすめします。
マイクロチップは、動物病院で皮下に埋め込む小さなチップで、専用のリーダーで読み取ると登録情報がわかる仕組み。
災害時などに離れ離れになってしまった時にも、再会の可能性を高めてくれます。
備えあれば憂いなし、です!
さあ、いよいよ猫ちゃんがおうちにやってくる!
ドキドキとワクワクが止まりませんね!
でも、猫ちゃんにとっては、知らない場所、知らない匂い、知らない人…不安でいっぱいの状態なんです。
最初の数日間は、焦らず、猫ちゃんのペースに合わせて、ゆっくりと新しい環境に慣れてもらうことが大切ですよ。
おうちに到着したら、まずは準備しておいたケージの中に、キャリーバッグごとそっと入れてあげましょう。
そして、キャリーの扉を開けて、自分から出てくるのを待ちます。
無理やり引っ張り出したりしないでね!
ケージの中には、トイレ、水、ごはん、そして隠れられる場所(タオルをかけた段ボール箱とかでもOK)を用意しておいてあげると、猫ちゃんは「ここは安心できる場所なんだな」と感じてくれます。
最初のうちは、ケージの中からあまり出てこないかもしれません。
でも、それは警戒心の強い、賢い子だっていう証拠。心配しないで、そっと見守ってあげてください。
「早く仲良くなりたい!」って、ついつい触りたくなっちゃう気持ち、よーくわかります。
でも、ぐっと我慢!
最初のうちは、猫ちゃんの方から近づいてくるのを待つのが基本です。
無理に抱っこしようとしたり、追いかけたりすると、かえって警戒心を強めてしまうだけ。
「この人は怖くないんだな」って猫ちゃんが理解してくれるまで、優しく見守る姿勢が大切です。
特に小さなお子さんがいるご家庭は、お子さんにも「猫ちゃんが慣れるまでは、そっと見守ってあげようね」って、しっかり伝えておきましょうね。
じゃあ、何もしないで見ているだけ? っていうと、そうでもなくて。
ケージのそばを通る時などに、「〇〇ちゃん(猫ちゃんの名前)、いい子だね〜」って、優しく声をかけてあげましょう。
あなたの声を「安心できる音」として覚えてもらうんです。
少し慣れてきたかな? と思ったら、ケージ越しに指先の匂いを嗅がせてみたり、猫ちゃん用のおやつを手からあげてみたりするのもいいかもしれません。
「この人からは、いいことがあるぞ」って思ってもらえたら、しめたもの!(笑)
焦らず、ゆっくり、少しずつ。信頼関係を築いていくプロセスも、猫と暮らす醍醐味の一つですよ。
言葉を話せない猫ちゃんたち。
でも、彼らは体全体を使って、いろんな気持ちを私たちに伝えてくれているんです。
そのサインを読み取れるようになると、猫ちゃんとのコミュニケーションがもっともっと楽しくなりますよ!
これがまた、知れば知るほど奥深くて面白いんですよ!
猫の鳴き声といえば、やっぱり「ニャー」ですよね。
でも、実は「ニャー」にもいろんなバリエーションがあるんです。
短く「ニャッ」と鳴く時は挨拶だったり、甘えるように「ニャ〜オ」と鳴く時は何か要求がある時だったり。
そして、有名なのが喉を鳴らす「ゴロゴロ」音。
これは一般的に、リラックスしている時や満足している時に出す音と言われています。撫でている時にゴロゴロ言ってくれたら、もう、こっちまで幸せな気持ちになっちゃうよね!
ただし、体調が悪い時や不安な時にもゴロゴロ鳴らすことがあるので、状況を見て判断してあげてくださいね。
逆に、低い声で「ウーッ」と唸ったり、「シャーッ!」と威嚇したりする時は、怒っていたり、恐怖を感じていたりするサイン。そんな時は、そっとしておいてあげるのが一番です。
猫のしっぽって、見てるだけで可愛いけど、実は感情表現の重要なパーツなんです。
しっぽをピンと垂直に立てている時は、嬉しい時や甘えたい時のサイン。飼い主さんの足元にすり寄ってきながらしっぽを立ててたら、もう「大好き!」って言ってるようなもの♡
ゆっくりと左右に振っている時は、リラックスしているか、何かに興味を持っている時。
逆に、しっぽをパタパタと激しく床に打ち付けている時は、イライラしているか、不満があるサイン。しつこく構いすぎたかな? と思ったら、少し距離を置いてあげましょう。
そして、しっぽが根元からブワッと毛羽立っている(通称:たぬきしっぽ)時は、驚いたり、恐怖を感じたり、すごく興奮している時。落ち着くまでそっとしておいてあげてね。
猫の目って、吸い込まれそうなくらいキレイですよね。
その目の動きにも、気持ちが表れているんです。
猫と目が合った時、ゆっくりと瞬きをしてくれることがあります。
これは、猫なりの「敵意はないよ」「リラックスしてるよ」「大好きだよ」っていう愛情表現なんだとか!
もし猫ちゃんがゆっくり瞬きしてくれたら、あなたも同じようにゆっくり瞬きを返してあげてみてください。
「あなたのこと、信頼してるよ」って伝わるかもしれません。
逆に、瞳孔がまん丸に開いている時は、何かに興味津々だったり、興奮していたり、あるいは不安や恐怖を感じている時。周りの状況と合わせて判断しましょう。
目を細めて、うっとりしたような表情をしている時は、もちろんリラックスモード。安心してくれている証拠ですね。
もちろん、これらはあくまで一般的な傾向。
一番大切なのは、毎日あなたの愛猫をよーく観察して、「うちの子は、こんな時こんな顔するな」「こういう鳴き声の時は、お腹すいてるんだな」って、その子ならではのサインを理解してあげること。
それができるようになったら、あなたも立派な猫マスターです!
愛猫に、一日でも長く、元気にそばにいてほしい。
それは、飼い主さんみんなの願いですよね。
そのためには、日頃からの健康管理と、病気やケガの予防が欠かせません。
「ちょっと面倒だな」って思うこともあるかもしれないけど、これも大切な愛情表現の一つなのよ。
人間と同じように、猫ちゃんにも「かかりつけのお医者さん」がいると安心です。
家から通いやすい場所にあることはもちろんだけど、それ以上に大切なのが、先生との相性!
ちゃんと話を聞いてくれるか、説明はわかりやすいか、猫に対して優しく接してくれるか…など、実際に診察を受けてみて、信頼できる獣医さんを見つけましょう。
口コミや評判を参考にするのもいいけど、最終的にはあなた自身が「この先生になら、うちの子を任せられる!」と思えるかどうかが一番大事。
健康診断やワクチン接種のついでに、いくつか病院を回ってみるのもいいかもしれませんね。
子猫の時に行う混合ワクチン接種は、猫がかかりやすい感染症(猫ウイルス性鼻気管炎、猫カリシウイルス感染症、猫汎白血球減少症など)から守るために、とっても重要です。
その後も、年に1回の追加接種が推奨されています(ライフスタイルによって頻度は異なります)。
完全室内飼いでも、飼い主さんの服や靴についてウイルスが持ち込まれる可能性はゼロじゃないから、油断は禁物!
そして、ノミ・ダニ予防!
「うちの子、外に出ないから大丈夫でしょ?」って思いがちだけど、これもダメ!
飼い主さんが外から持ち込んじゃうこともあるし、網戸越しに侵入してくることもあるんですって。
ノミやダニは、かゆみや皮膚炎の原因になるだけでなく、他の病気を媒介することもあるから、定期的な予防薬(首筋に垂らすスポットタイプや飲み薬など)が必須です。
これも、かかりつけの獣医さんに相談して、適切な予防スケジュールを立ててもらいましょう。
猫は体調が悪いのを隠すのが上手な動物。
だから、飼い主さんが毎日、ちょっとした変化に気づいてあげることが、病気の早期発見につながります。
チェックするポイントは、主にこの4つ!
これに加えて、目やにや鼻水、咳やくしゃみ、体を痒がっていないか、どこか痛そうなところはないか、なども気にかけてあげてください。
「あれ?いつもと違うな」って感じたら、迷わず獣医さんに相談! これ、鉄則です!
さっきもちょっと触れたけど、ペット保険。
これ、入るべきか悩む人、多いと思うんです。
メリットは、なんといっても、万が一の病気やケガの時に、高額になりがちな治療費の負担を軽減できること。
「お金の心配をせずに、最善の治療を受けさせてあげられる」っていう安心感は、すごく大きいですよね。
うちのモカが誤飲した時も、保険に入っていたおかげで、本当に助かりました…!
デメリットは、当然だけど、毎月(または毎年)保険料がかかること。
健康なうちは、「掛け捨てになっちゃうの、もったいないな…」って思うこともあるかもしれません。
あと、保険の種類によっては、補償対象外の病気や治療があったり、年齢制限があったりすることも。
いろんな保険会社のプランを比較検討して、自分の経済状況や、猫ちゃんの年齢・種類、どんなリスクに備えたいかを考えて、納得できるものを選ぶのが大切です。
入るか入らないかは、最終的には飼い主さんの判断だけど、個人的には、安心のための「お守り」として、検討する価値は十分にあると思います。
猫ちゃんとの暮らしは、ただお世話をするだけじゃなくて、心を通わせる時間が何よりの宝物。
どうすれば、もっともっと仲良くなれるんだろう?
ここでは、愛猫との絆を深めるための、ちょっとしたヒントをお伝えしますね。
猫にとって「遊び」は、単なる暇つぶしじゃなくて、狩りの本能を満たすための大切な行動。
おもちゃを使って一緒に遊んであげることは、運動不足解消やストレス発散になるだけでなく、飼い主さんとの信頼関係を築く絶好のチャンスなんです!
ポイントは、「獲物」の動きを真似してあげること。
ねこじゃらしなら、物陰からチラチラ見せたり、床を這う虫のように動かしたり、鳥のように空中をひらひらさせたり。
急に止めたり、隠したり、緩急をつけるのがコツ。
レーザーポインターは、追いかけるけど捕まえられないから、猫ちゃんによってはフラストレーションが溜まっちゃうことも。
使うなら、最後は必ずおもちゃやおやつなど、捕まえられる「ご褒美」を用意してあげてね。
遊びの時間は、1回に5分〜10分程度でOK。だらだら続けるより、短時間でも集中して遊んであげる方が、猫ちゃんも満足度が高いみたい。
遊び終わった後は、「楽しかったね〜」って褒めてあげてくださいね。
やっぱり基本はこれ!
猫ちゃんの名前を、優しい声でたくさん呼んであげてください。
ごはんの時、遊ぶ時、目が合った時…名前を呼ばれることで、「自分のことを気にかけてくれているんだな」って感じてくれるはず。
そして、撫でられるのが好きな子なら、たくさん撫でてあげましょう。
猫が撫でられて喜ぶポイントは、一般的に、顎の下、耳の後ろ、額、背中など。
逆に、お腹やしっぽの先は嫌がる子が多いかな。
ゴロゴロ喉を鳴らしたり、うっとり目を細めたりしたら、そこが「気持ちいいポイント」!
ただし、猫ちゃんにも気分があるので、嫌がっている素振り(耳を伏せる、しっぽをパタパタさせるなど)を見せたら、すぐにやめてあげてくださいね。
無理強いは禁物です。
良かれと思ってやっていることが、実は猫ちゃんにとってはストレス…なんてことも。
仲良くなるためには、猫が一般的に嫌がること、苦手なことを知っておくのも大切です。
もちろん、これも個体差があるので、あなたの愛猫が特に嫌がることを観察して、避けてあげるように心がけましょう。
猫ちゃんの気持ちを尊重してあげることが、信頼関係への一番の近道ですよ。
ここまで、猫 飼い方 初心者のあなたが、愛猫との幸せな暮らしをスタートするために知っておきたいこと、準備すること、心構えなどを、私の経験も踏まえながらお話ししてきました。
覚悟の話やお金の話、ちょっと真面目な内容もあったけど、大丈夫でしたか?
猫を飼うって、楽しいことばかりじゃないかもしれない。
大変なこと、悩むことだって、きっとあります。
でもね、それを補って余りあるほどの、温かくて、愛おしくて、かけがえのない時間を、猫ちゃんは必ずあなたにプレゼントしてくれます。
あの、ふにふにした肉球の感触。
ゴロゴロという、幸せな振動。
ただそこにいてくれるだけで、心が満たされる感覚。
もうね、一度知ったら、本当に沼ですよ、猫沼(笑)。
この記事が、あなたの不安を少しでも軽くして、「ようし、最高の猫ライフ、始めちゃうぞ!」って、前向きな一歩を踏み出すきっかけになったら、こんなに嬉しいことはありません。
これから始まる、あなたと愛猫との唯一無二の物語。
たくさんの愛情を注いで、世界で一番幸せな猫ちゃんにしてあげてくださいね!
そして、あなた自身も、猫ちゃんからたっくさんの幸せをもらってください♡
応援しています!
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